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diff --git a/tde-i18n-ja/docs/tdeutils/kgpg/index.docbook b/tde-i18n-ja/docs/tdeutils/kgpg/index.docbook
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index 00000000000..f18da9bf0b6
--- /dev/null
+++ b/tde-i18n-ja/docs/tdeutils/kgpg/index.docbook
@@ -0,0 +1,423 @@
+<?xml version="1.0" ?>
+<!DOCTYPE book PUBLIC "-//KDE//DTD DocBook XML V4.1.2-Based Variant V1.0//EN"
+"dtd/kdex.dtd" [
+ <!ENTITY kgpg "<application
+>Kgpg</application
+>">
+ <!ENTITY package "tdeutils">
+ <!ENTITY kappname "&kgpg;">
+ <!ENTITY % addindex "IGNORE">
+ <!ENTITY % Japanese "INCLUDE">
+]>
+
+<book lang="&language;">
+
+<bookinfo>
+<title
+>&kgpg; ハンドブック</title>
+
+<authorgroup>
+<author
+><firstname
+>Jean-Baptiste</firstname
+> <surname
+>Mardelle</surname
+> <affiliation
+> <address
+><email
+>bj@altern.org</email
+></address>
+</affiliation>
+</author>
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+<othercredit role="translator"
+><firstname
+>Yukiko</firstname
+><surname
+>Bando</surname
+><affiliation
+><address
+><email
+></email
+></address
+></affiliation
+><contrib
+>日本語翻訳</contrib
+></othercredit
+>
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+</authorgroup>
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+<copyright>
+<year
+>2002</year>
+<holder
+>Jean-Baptiste Mardelle</holder>
+</copyright>
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+<legalnotice
+>&FDLNotice;</legalnotice>
+
+<date
+>2002-03-01</date>
+<releaseinfo
+>0.02.00</releaseinfo>
+
+<abstract>
+<para
+>&kgpg; は GnuPG <ulink url="http://gnupg.org"
+> (http://gnupg.org)</ulink
+> のための使いやすいグラフィカルインターフェースです。 </para>
+</abstract>
+
+<keywordset>
+<keyword
+>KDE</keyword>
+<keyword
+>Kgpg</keyword>
+<keyword
+>暗号化</keyword>
+<keyword
+>gpg</keyword>
+<keyword
+>pgp</keyword>
+<keyword
+>セキュリティ</keyword>
+</keywordset>
+
+</bookinfo>
+
+<chapter id="introduction">
+<title
+>はじめに</title>
+
+
+<para
+>&kgpg; は強力な暗号化ユーティリティである GnuPG のための使いやすいグラフィカルインターフェースです。GnuPG (gpg とも呼ばれます) はたいていのディストリビューションに含まれています。おそらくあなたのシステムにもインストールされています。GnuPG の最新バージョンは <ulink url="http://gnupg.org"
+>http://gnupg.org</ulink
+> から入手できます。</para>
+
+<para
+>&kgpg; を使えばファイルやメールを簡単に暗号化したり復号したりできます。暗号化を利用することでよりセキュアな (安全な) 通信が可能になります。<ulink url="http://www.gnupg.org/(en)/documentation/howtos.html"
+>GnuPG のウェブサイト</ulink
+> に GnuPG による暗号化の短い手引き (GnuPG MiniHOWTO) があります。 </para>
+
+<para
+>&kgpg; があれば gpg のコマンドラインやオプションを覚える必要はありません。ほとんどすべてのことがマウスを数回クリックするだけで行えます。 </para>
+</chapter>
+
+<chapter id="getting-started">
+<title
+>構成要素</title>
+
+<para
+>&kgpg; は主に以下の要素で構成されています。</para>
+
+<variablelist>
+
+<varlistentry>
+<term
+>システムトレイアイコン </term>
+<listitem>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>&kgpg; システムトレイアプレット</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="kicker.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+<para
+>&kgpg; を起動するとシステムトレイに鍵のアイコンが現れます。アイコンをマウスの左ボタンでクリックすると鍵マネージャが開きます。右ボタンでクリックするとメニューが表示され、そこからいくつかの重要な機能に素早くアクセスできます。アプレットのアイコンの上にファイルやテキストをドロップしてファイルを暗号化したり復号したりすることもできます。 </para>
+</listitem>
+</varlistentry>
+
+
+<varlistentry>
+<term
+>鍵マネージャ</term>
+<listitem>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>鍵マネージャ</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="keymanage.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+<para
+>鍵の管理は主にこのウィンドウで行います。鍵マネージャを開くには、&kgpg; のアプレットをマウスの左ボタンでクリックします。ここで鍵の編集、署名、インポートおよびエクスポートを行います。ほとんどの操作は、鍵を右クリックすることで開始できます。 </para>
+</listitem>
+</varlistentry>
+
+<varlistentry>
+<term
+>エディタ</term>
+<listitem>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>エディタ</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="editor.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+<para
+>これは簡単なテキストエディタです。ここに暗号化または復号するテキストを入力したり貼り付けたりします。このエディタを開くには、&kgpg; アプレットをマウスの右ボタンでクリックします。 </para>
+</listitem>
+</varlistentry>
+
+
+<varlistentry>
+<term
+>Konqueror への統合</term>
+<listitem>
+
+<para
+>&kgpg; は &konqueror; に統合されているので、ファイルを右クリックして <menuchoice
+><guimenu
+>アクション</guimenu
+><guimenuitem
+>ファイルを暗号化</guimenuitem
+></menuchoice
+> を選択するだけでファイルを暗号化することができます。ファイルを復号するときはマウスの左ボタンでファイルをクリックします。 </para>
+</listitem>
+</varlistentry>
+
+</variablelist>
+
+</chapter>
+
+<chapter id="using-kgpg">
+<title
+>&kgpg; を使う</title>
+
+<para
+>データの暗号化には 2 つの方法があります。 <itemizedlist>
+<listitem
+><para
+>対称暗号化: パスワードだけを用いてデータを暗号化します。パスワードを知らせれば GnuPG がインストールされているコンピュータを持っている人は誰でもデータを復号できます。対称暗号化を使う場合は、暗号鍵を選択するよう求められたときに「対称暗号化」を選択してください。</para
+></listitem>
+<listitem
+><para
+>鍵による暗号化: これを行うには、まずあなた自身の秘密鍵と公開鍵の鍵ペアを作成し、それにパスフレーズを与える必要があります。秘密鍵は安全な場所に保管し、公開鍵の方はお友達と交換してください。例えば田中さんにメッセージを暗号化して送るときは、田中さんの公開鍵を使ってメッセージを暗号化しなければなりません。受け取った人がメッセージを復号するには、田中さんの秘密鍵とパスフレーズが必要になります。</para
+></listitem>
+</itemizedlist>
+</para>
+<para
+>鍵による暗号化は鍵の交換が必要なため少し複雑になりますが、より安全な方法です。他の人の公開鍵を使ってメッセージを暗号化すると復号できなくなるので注意してください。復号できるのはあなたの公開鍵で暗号化されたメッセージだけです。</para>
+
+<sect1 id="key-generation">
+<title
+>鍵ペアの作成</title>
+
+<para
+>あなたがまだ鍵を持っていなければ &kgpg; を初めて起動したときに自動的に鍵作成ダイアログが開きます。このダイアログは鍵マネージャの <menuchoice
+><guimenu
+>鍵</guimenu
+><guimenuitem
+>鍵ペアを作成</guimenuitem
+></menuchoice
+> からも開くことができます。</para>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>鍵作成ダイアログ</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="keygen.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+<para
+>あなたの名前とメールアドレスを入力して <guibutton
+>OK</guibutton
+> を押すだけで標準的な GnuPG 鍵が生成されます。他のオプションを指定する場合は、<guibutton
+>エキスパートモード</guibutton
+> をクリックしてください。&konsole; ウィンドウが開き、GnuPG のすべてのオプションが表示されます。</para>
+
+</sect1>
+
+<sect1 id="encryption">
+<title
+>データの暗号化</title>
+
+<sect2 id="konqui">
+
+<title
+>&konqueror; からファイルを暗号化する</title>
+
+<para
+>暗号化するファイルをマウスの右ボタンでクリックし、ポップアップメニューから <menuchoice
+><guimenu
+>アクション</guimenu
+><guimenuitem
+>ファイルを暗号化</guimenuitem
+></menuchoice
+> を選択します。公開鍵を選択するダイアログが表示されるので、そこで受取人の公開鍵を選択し、<guibutton
+>暗号化</guibutton
+> をクリックしてください。暗号化されたファイルは拡張子 <literal role="extension"
+>.asc</literal
+> (ASCII 暗号化を選択した場合) または <literal role="extension"
+>.gpg</literal
+> で保存されます。</para>
+
+</sect2>
+
+<sect2 id="drop">
+<title
+>&kgpg; アプレットを使ってファイルやテキストを暗号化する</title>
+
+<para
+>&kgpg; のシステムトレイアプレットの上にファイルをドロップします。ファイルが暗号化されていなければ下のような鍵選択ダイアログが開きます。そこで暗号化に使う鍵を選択すると暗号化されたファイルが保存されます。テキストをドロップした場合は、暗号化されたテキストがクリップボードに貼り付けられます。アプレットのメニューから <guimenuitem
+>クリップボードを暗号化</guimenuitem
+> を選択してクリップボードの内容を暗号化することもできます。</para>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>鍵選択ダイアログのスクリーンショットです</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="keys.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+<para
+>「ASCII 形式の暗号化」「信頼されていない鍵での暗号化を許可する」および「対称暗号化」オプションの詳細については gpg のドキュメントまたは man ページを参照してください。</para>
+
+</sect2>
+
+<sect2 id="editor">
+<title
+>&kgpg; エディタでテキストを暗号化する</title>
+
+<para
+>これは非常に簡単です。<guibutton
+>暗号化</guibutton
+> ボタンをクリックすると公開鍵を選択するダイアログが開きます。そこであなたの公開鍵を選択し、もう一度 <guibutton
+>暗号化</guibutton
+> をクリックしてください。暗号化されたメッセージがエディタに表示されます。</para>
+</sect2>
+
+</sect1>
+
+<sect1 id="decryption">
+<title
+>データの復号</title>
+
+
+<sect2 id="konq-dec">
+<title
+>&konqueror; からファイルを復号する</title>
+<para
+>復号するファイルをマウスの左ボタンでクリックします。パスフレーズを入力すると復号されます。暗号化されたファイルを &kgpg; エディタにドラッグ&ドロップしてもかまいません。その場合は、パスフレーズを入力すると復号されたファイルが &kgpg; エディタに表示されます。リモートのファイルもドロップできます。エディタの <menuchoice
+><guimenu
+>ファイル</guimenu
+><guimenuitem
+>ファイルを復号</guimenuitem
+></menuchoice
+> メニューを使うと復号するファイルをダイアログで選択できます。</para>
+
+</sect2>
+
+<sect2 id="kicker-dec">
+<title
+>&kgpg; アプレットを使ってファイルやテキストを復号する</title>
+
+<para
+>暗号化されたファイルまたは選択したテキストを &kgpg; のシステムトレイアプレットにドロップします。パスフレーズを入力すると、復号されたファイルまたはテキストが保存されるか、&kgpg; エディタに表示されます。どちらになるかはアプレットの設定によります。&kgpg; アプレットのメニューから <guimenuitem
+>クリップボードを復号</guimenuitem
+> を選択してクリップボードの内容を復号することもできます。 </para>
+
+</sect2>
+
+<sect2 id="editor-dec">
+<title
+>エディタでテキストを復号する</title>
+
+<para
+>復号するテキストをドラッグ&ドロップして <guibutton
+>復号</guibutton
+> ボタンをクリックします。パスフレーズの入力を求められます。 </para>
+</sect2>
+
+</sect1>
+
+<sect1 id="manage">
+<title
+>鍵の管理</title>
+
+<para
+>鍵の管理の基本的な操作はすべて &kgpg; で行えます。鍵マネージャを開くには &kgpg; アプレットをマウスの左ボタンでクリックします。ほとんどの操作は鍵を右クリックすることで開始できます。公開鍵をインポートまたはエクスポートするには、鍵をここにドラッグ&ドロップするか、キーボードショートカットのコピー/貼り付けを使います。</para>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>鍵マネージャのスクリーンショットです</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="keymanage.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+</sect1>
+
+<sect1 id="options">
+<title
+>&kgpg; の設定</title>
+
+<para
+>設定ダイアログは &kgpg; アプレットのメニュー (アプレットをマウスの右ボタンでクリック) から開くことができます。暗号化、復号、ユーザインターフェース、アプレットなどに関するオプションのデフォルト値を設定できます。暗号化の大部分のオプションは gpg に関するもので、それぞれの意味は man ページに説明されています。 </para>
+
+<screenshot>
+<screeninfo
+>設定ダイアログのスクリーンショットです</screeninfo>
+<mediaobject>
+<imageobject>
+<imagedata fileref="options.png" format="PNG"/></imageobject>
+</mediaobject>
+</screenshot>
+
+</sect1>
+
+</chapter>
+
+
+<chapter id="credits">
+
+<title
+>クレジットとライセンス</title>
+
+<para
+>&kgpg; </para>
+
+<para
+>プログラム copyright &copy; 2002-2003 Jean-Baptiste Mardelle <email
+>bj@altern.org</email
+>.</para>
+
+<para
+>日本語翻訳: Yukiko Bando</para
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+&underFDL; &underGPL; </chapter>
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+&documentation.index;
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+Local Variables:
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